愛犬、特に女の子を飼っていると、ぜひ一度は出産させたいとか 出産させないと病気になりやすいとか思われるかたが多いようです。

パピヨンは小型犬の中では比較的楽にお産ができる場合が多いのですが 特に体格の小さい子の場合は自力では出産できない場合もありますので獣医さんと相談されてからにしたほうがよいと思います。

2kg以下の女の子の出産は難産の確率が高くなりますし、
知識を持たないまま安易に妊娠出産させてしまうと、子犬はおろか親犬まで生命の危機に陥ることさえあるのです。
あとから後悔することのないように妊娠と出産については正しい知識を持っておこなっていただきたいと思います。

ここでは具体的な妊娠出産についてを説明はいたしませんが、
妊娠出産させる予定があるかたは、その意思を再確認するためにぜひ読んでいただきたいと思います。

 





女の子に出産をさせないと生殖器系の病気になる確率が高くなると思っていらっしゃる飼い主さんがおられますが、常に注意を怠らずに観察していれば病気の早期発見は可能ですし、病気を防ぐ意味から言えば避妊手術のほうをお勧めいたします。

ペットショップやブリーダーさんの中には特に熱心に女の子に繁殖を勧める方もおります。
体のことや犬種の向上のために勧める場合もありますが、中にはショップやブリーダー自身の営業的な利益を考えて勧めているケースもありますので、このように他人の意見にのみ左右されるのではなく、飼い主さん自身がよくお考えになって、出産させる場合は飼い主さんの意思と責任において行ってください。






出産を望まれる場合は、まず第一に交配させる前に獣医さんで健康診断をして、隠れている疾患が無いかとか、
骨格や体力が出産に耐えられるか等を専門家に相談することをお勧めします。
そして出産にはそれなりのリスクがあるということを知っておいてください。




自宅で交配する場合、小型犬では自然交配でうまく行く場合のほうが珍しいので
交配において人間の介助は必須だと思っておいたほうが良いです。
特に初めて同士の交配はうまくいかないことがあります。




出産にあたっては飼い主かお医者さんが必ず付き添っていられるようにしてください。
陣痛が長時間に及んだり、途中で帝王切開の必要が出て来たりもします。
未熟児が生まれた場合は徹夜の人口哺乳が必要な場合もあります。









生まれて来た子犬とその里親さんにも、産ませたご本人が責任を持ってください。
そのために何頭も生まれた場合の子犬の行き先も十分考えてからにしなくてはいけません。

自宅で飼いきれないぐらいたくさん生まれたらペットショップに売れば良いと思うかも知れませんが、 子犬に欠点が出た場合は引き取ってもらえないこともあります。

当然ですが業者が買い取ってくれるのは出来のよい子犬だけなのです。
身体的に欠陥のある子犬の場合は引き取り手すら見つからない事もあるのです。


私は決して愛犬に子犬を生ませることを反対しているわけではありません。
もちろん生き物ですから事故や病気はある程度避けられませんし、なかには手を尽くしてもどうしようもない場合もあります。

しかしそういったこともありえるのだと覚悟をして最善の努力をすることが大切なのです。
愛犬の出産を望むのなら、体に宿った尊い命を元気に誕生させ、責任を持って育ててやるんだという強い意思をもってください。

そして自宅に残さない子犬は自分の手で信頼できる里親さんに渡して、必要な時は助言をし、 育てる手助けをして子犬の幸せな一生を見届けてあげてください。
そのための努力を惜しまないでいただきたいのです。

とにかく繁殖に関してはよくよく考えた上で行ってください。
必要な知識はネットや文献を調べれば手に入りますしそれだけの熱意をもってお願いすれば専門家も喜んで教えてくれると思います。

そして最悪の場合は生まれた子犬すべてを育てるぐらいの強い意思をもっておこなってください。
それだけの覚悟で妊娠出産に臨むまれるのでしたら、きっとよい結果につながる事と思います。
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